A Quiet Evening “The Middle Of Hearts” release interview

 

 

 

 

 

 

 

 

2019/8/7に1st Albumをリリースした北海道帯広市のemo,melodic punk A Quiet Evening

gt&vo フクシマさんにインタビューしました。

 

 

 

結成の経緯を教えてください。

 

帯広畜産大学の軽音楽サークルで結成しました。当初はベースが見つからないまま、ギターボーカルとドラムの2ピースバンドとして活動をはじめました。drのツボヤが2年先輩で、最初は別のオリジナルバンドをやっていたのですが、4年生になって卒業のタイミングで解散して、ツボヤさんだけ大学院へ進学で残るということだったので、口説き落として結成しました。僕はこのバンドが初めて組んだオリジナルバンドになります。2013年にベースのサシナミが加入、2016年にギターのクリモリが加入。今に至ります。

 

 

 

影響受けたバンドは?

 

メンバーそれぞれでルーツは違うのですが、僕は中学生の頃に出会ったストレイテナー 、ASIAN KUNG-FU GENERATION、ELLEGARDENとASPARAGUS、the band apartなど00年代のギターロックが根底にあります。そこからoasis、blur、Kula Shaker、primal scream、RADIOHEAD等のUKロックバンドを経て海外のエモやインディーロックThe Get Up Kids、The Promise Ring、ghost and vodka、american football、The Album Leaf、Copeland、mae、Death Cab for Cutieなどを聴いてきました。同時に綺麗なエレクトロミュージックFour Tet、aus、Hammock、rei harakamiなどもすごく好きです。自分でバンドをやるようになってから国内のインディーバンドを聴くようになって、bluebeard、aie、famからはかなり影響を受けたと思います。
出身は岐阜県下呂市なのですが、大学進学で北海道に来てからは、eastern youth、bloodthirsty butchers、COWPERS、SLANG、discharming man、THA BLUE HERB等、北海道のアーティストもよく聞くようになりました。
根底にあるのはメロディーや哲学が美しいアーティストが好き なのかなと思います。

 

 

 

帯広や北海道の事、教えてください。

 

帯広は本州の人からすると馴染みがないかもしれないですが、十勝の中心部になります。今だとNHKの朝ドラの舞台で有名です。基幹産業は農業で、市街地から少し車を走らせると広大な畑や乳牛の放牧など北海道らしい風景が広がる場所です。僕も大学の頃(18歳)から住んでいるので、語れる部分はこの10年間の話になりますが、音楽シーンとしては、studio RESTというライブハウスを中心に地元のアマチュアバンドが週末にライブをやっています。ハードコアバンドREAL SHOCKS MATTERが自主でのCDリリースや北海道内、道外で勢力的にライブをやり始めたことでこの数年はバンド活動が盛んになっていると思います。toilet 、DIS-CHORD SOUND SYSTEM、ミゴトナヨル、Hikageといったカッコいいバンドがいます。そして、毎月第4土曜日にイベントを行うINQ.というヒップホップチームがいます。INQ.の影響で最近はヒップホップも聞くようになりました。音楽のジャンルは本当にバラバラで、音楽的な影響というよりも、活動やスタンスで影響を与えあっているように感じます。

北海道は面積も広いですし、各街の距離が離れているので、それぞれの街にシーンの特色があるように感じます。地方都市に知名度は低くてもカッコいいバンドがいて、地元のライブハウスを中心に活動しています。ビジネスとは遠い場所で音楽が鳴っていて、それはすごく文化的で素敵なことだと思います。そういう方との出会いで僕自身たくさん影響を受けてきました。

札幌だけは都市として規模が大きいので、毛色が違いますね。有名なバンドも沢山いますし、ライブハウスも多い。バンド数も多いし各ジャンルが成熟しているので、音楽シーンというものがしっかりある印象です。

 

 

 

今回うちのレーベルで出させていただく事になりありがとう。前作からすごくツボをついてきて、好きです。リリースについても含めて、想いを聞かせてください。

 

further platonicの存在を知ってからずっと憧れていたレーベルなので、今回リリースできて本当に嬉しいです。リリースに至った経緯は長くなりますが
まずファーザーを知ったのは札幌にエモやインディーバンドのCDをディストロしているocean depth distroがあって。そこの濱家さんが僕らのことを見つけてくれたのが後々、色んなきっかけになりました。その方の誘いで札幌でweaveとの対バンが決まって、その頃はファーザーもweaveも知らなかったのですが、どんなバンドだろう?と思って調べたらめちゃくちゃカッコよくて。すぐにCDを買って、そこにあった芹澤さんのライナーノーツの熱量に驚いたのが最初の印象です。あと、レーベルのコンピレーションもよく聴いていました。
で、その2年後くらいに3人編成でミニアルバム”dawn”を自主でリリースして。その時にファーザーでディストロしてもらって。芹澤さんから「次回何かリリースがあれば関わらせて欲しい」と連絡をもらって、メンバーみんなでめっちゃ喜びました。その言葉で数年頑張れたような気がします。
で、2018年の春にメンバーでアルバムを作りたいねって話になって。リリース形態も決まっていない状況で”The Middle of Hearts”の制作を始めました。レコーディング、MIXまで終わった段階で初めて芹澤さんに連絡して。正直、前作から5年経っていたのでファーザーからのリリースは難しいだろうなと思っていて…。自主レーベルを立ち上げようかいう話まで出ていたんですが、OKの返事いただき、リリースすることができました。2019年はファーザーのリリース作品が多くて、そんな中で夏にリリースさせてもらって。たくさん無理を聞いていただいたし、とても忙しいなかで我々を捻じ込んでもらって、感謝の気持ちしかないです。本当にありがとうございます。帯広のCD屋さんで自分たちの作品を見たときはめちゃくちゃ感動しました。

アルバム作品としての想いについてですが、このタイトルに至った経緯としては、この数年日本語で歌詞を書くようになったのが大きくて。元々、日本のロックバンドが好きで、できることなら母国語で歌いたいという気持ちがあったのですが、オリジナルではじめた頃は日本語は扱うのが難しいというか、メロディーにうまく乗せられなかったり、言葉に説得力とか意味を載せる自信がなくて。ただ、バンドをやっていくうちにその自信が少しついたのと、周りの人から日本語やってみたら?という後押しをもらって、dreamingの歌詞を書いたら意外とイケそうだったので、今回は日本語詞に挑戦してみました。
日本語になると、やっぱり嘘は付けないというか、言葉の意味がダイレクトに伝わるので自分の身近な存在や、過去の経験、未来への希望や不安といったものを歌詞に書くようになっていって。そうなると自分の心の核にあるものがやっぱり強く伝わるし、それを書くことに意味があるような気がして、そこから”自分の心の真ん中にある感情”という意味でアルバムタイトルにしました。心情風景はいろんなものがレイヤーになっていて、誰でも自分のことを見失ってしまったり、大事なものを見落としてしまうことがあると思うんですが、そういうものの真ん中に光を射すようなイメージで、それは自分に対してもそうだし、聴いた人にも感じてもらえたら嬉しいです。そして、この歌詞が誰かの心の真ん中に届いて欲しいという想いもあります。

 

 

今後の展望は?

 

今回はじめてレーベルに協力してもらってリリースができたのですが、MVの制作やツアーなど、流通以外の部分は自分たちで作ってみて、色んなことのやり方がわかった と言う感じがあるので、今回の反省点も生かしてなるべく早めに次の作品を出したいです。今回のアルバムが2017年頃に作った曲が多いので、自分の中でもうモードがズレてきている部分もあったりするので。あと、ライブはもちろん楽しいですが、アルバムという単位で作品を作るのがとても楽しかったので、また早くレコーディングをしたいです。活動の規模に明確な目標があるわけではないのですが、大きいステージに立ってみたい気持ちはずっとあって。そういうのも良い作品を作って発信すれば、極東の我々にも目を向けてもらえると思うので。とにかく次の作品に向けて頑張りたいところです。
帯広は札幌からも東京からも距離が遠いので、俯瞰して今のシーンを見られる部分があるのですが、そこでダサいと思う部分、かっこいいと思う部分を自分たちなりに消化して、何かに流されることなく続けて行きたいです。帯広に住みながら、どこまで自分のやりたいことを広げることができるか、そこに挑戦していきたいです。

 


release info


A Quiet Evening – The Middle Of Hearts

1,800円(+税) 品番:FTPS-65   2019/8/7(水)発売

fade
pass
birds
light a candle
dreaming
fall
close your eyes
carve

 

A Quiet Evening 1st Album “The Middle Of Hearts” 2019.8.7Release

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