cetow 坂本真紀(gt) interview

結成の経緯を教えてください。

結成は2013年7月。
僕は実家が広島なんですけど、Dr.の綿田とは中学校の同級生でして、綿田が服飾の専門学校に通うことになり大阪に引っ越してきたので、バンドでもやろうかと言ったのが始まりですね。

当時はまだ大学生だったので、大学同期のGt.森本とBa.池山を誘って現メンバーになりました。

確か一番最初のスタジオは森本も池山も綿田と面識がなかったので、コピーから始めようと思ってa picture of herのowesomeをコピーしたんだったかな?

大学時代の思い出作り程度で始めようと思ってたんですけど、今でもcetowはこうして活動続けて5〜6年くらい経ちますね。

 

  インストをやろうと思ったキッカケは?

もともと僕は詞よりもイントロのギターとかに感銘を受けてきたので、何かギターを使った物作りがしたいなあと思ったことがきっかけです。

ロックは当然歌があってこそ成立しているものだと思うんですが、みんなロックの入り口って大多数の人はサウンド面から入ってるんじゃないかなと考えています。
詩が良くてロックを聴く人はなかなか少数派かと、例えばCMでスモークオンザウォーターのカバーされたギターがかっこよかったとか、文化祭で先輩がバンドしてるのを見て興味が湧いたとかみんな関心を持ったのって楽器からが多いんじゃないかと感じます。
ロックの入り口はなんとなくギターがかっこいいっていうそれくらいのニュアンスが一番しっくりくるのかなと。

詩がいいならロックじゃなくても読書が適しているし、歌がいいならロックじゃなくても合唱が適しているし。

それぞれの最大限に発揮できる分野があるのに、歌や詩が強く音楽と繋がりがあるのも「オケがいいから歌や詩がよく聴こえる」に繋がると考えています。オケの良さってそれくらい強いもので、例えば岩盤浴の自然的なBGMとか
水の音とかインストだけど聴いてて不快に思う人っていないですよね。

そういうこと考え出したらギターが主役でもいいんじゃないか?と思いだし、歌うにしてもそんな伝えたいこともないし、ギターの面白さやかっこよさ、そういった僕が感銘を受けたものを詰め込んだら応えがインストになってしまって、思い切ってインストバンドをすることになりました。

 

みんなインストが好き?

メンバー全員インストバンドが好きですね。
「インストバンド」という音楽を意識しだしたのは大学1年生の頃だったかな?初めは綿田からte’とtoeを教えてもらったのが聴き始めでした。

なるほど〜歌がないバンドもあるんだな〜と当時はインストバンドなんて知らなかったですし、自分で発掘してこのバンドいいよとか綿田と情報共有をして知っていったような気がする。

自分の中ではインストバンドだけじゃなくて、国内ではMIRROR、susquatch、folio 、AS MEIASとかすごい大好きでよく今でも聴いてます。この辺はメンバーみんな好きです。
国内外だとThe Appleseed castとかamerican footballとか。

cetowは始動当初から理念的なものは変わらずツインギターを基調にした「正統派なんだけどちょっと面白い要素もあって聴きやすい」ってとこに今でも落ち着いてますね。

 

同世代で意識してるバンドはいる?

仲間意識は強くあります。特にインストは大衆に馴染みのないジャンルなんで、近い音楽をやってるバンドには大変強く背中を押してもらえました。

主に同世代は、loqto、eito、doesn’t、quiqui、AGATHAなど

先輩ならelephant、cloud (9)、LOW-PASS、sow、fog、e;inなど

京都という地は遠方から見るとインストが栄えているように見えると思うんですけど、実態はどんどんいなくなっていて。

なので僕らももう6年バンドしてますけど、まだまだ若いインストバンドなんですね。
若年層意識とかはないんですけど、僕らをきっかけにインスト始めてくれるバンドが出てきたらすごい嬉しいなって思ってます。

僕たちが大事にしていきたいことは先輩とか後輩とかそういうカテゴライズではなくて一緒にこの音楽を盛り上げていける「同志」です。なのでジャンルは不問ですが、同じ気持ちで音楽をしてる方は意識してるんだと思います。

 

今作に対する想いは?特に思い入れのある曲とかあったら教えてください。

今回は「生きる」をテーマにアルバム制作にあたりました。
「signpost of light」は日本語で「光の道しるべ」っていう意味です。

2018年とは僕にとってすごく過酷な1年でして、自分に何かできることはないかとずっと考えてました。僕らが作った音楽が少しでも知らない誰かに届いて希望の光になってほしい。僕たちもできることをやって、音楽を作り続けることで、誰かの支えになれたらと思いを込めて作ってます。それが僕なりに考えた「生きる」という意味を見出す自分に向けたメッセージ、そしてそれが誰かの希望の光になってくれたらそれでいい。それならできる。

そういう意味も込めてこのアルバムタイトルにしました。

思い入れが強い曲はMVにもなってる「crosstown hygge」という曲です。

この曲は僕が名古屋から大阪に引っ越してきたときにできた曲で「環境の変化」をテーマにして制作してます。
アルバムタイトルに一番近いイメージで作ることができて、新しい挑戦もできたり、この曲ができて以降cetowとして曲の考え方がバンド全体で変わっていきました。

 

まっきーは昨年最愛の方を亡くしてしまったと聞いたけど、感じたこととか、差し支えない程度に教えてください。

このアルバム制作の背景には嫁との死別が一番のきっかけになってます。
嫁は双極性障害という精神疾患でこの世を去ってしまうことになってしまったのですが、精神疾患って目に見えるものでもない上にまだまだ認知されていない病気だったりするんですよね。

僕は音楽という媒体を通して少しでも精神疾患の方との関わり方や関心を持っていただければと思ってアルバムを制作してます。
少しでも精神疾患を持つ方の手助けになれたらとCDの売上の一部を義援金にすることにしたんです。

音楽を通して優しい世界に近づくことができたら「生きる」ことの大切さ、意味ってすごいものになると思うんですよね。

それは音楽を作ってる僕らだけじゃなくて、聴いてくれた人が誰かに伝えてくれたりするかもしれない。それも「生きる」大きな意味、それが残された僕にできる使命だとも思ってます。

 

 

今後の展望は?

これからもcetowは止まらず日常で感じたことや伝えたいことを音楽にパッケージして発信を続けます。

まだまだ通過点、これからも音楽を作り続けていくので今後ともよろしくお願いします。


release info


cetow – signpost of light

2,000円(+税) 品番:FTPS-62   2019/5/22(水)発売

crosstown hygge
the bridge of sigh
S.O.I
may-shin
walk ahead
façade
help mark
another light

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